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マジックスピードとハイパースピードの違い|スピード練習で比較

マジックスピードとハイパースピードの違いを、プレート、重量、価格、練習用途で比較。ジョグ、LT走、インターバル別に選ぶ基準が分かります。

マジックスピードとハイパースピードを並べてスピード練習への適性を比べる場面
Photo by RUN 4 FFWPU on Pexels
目次
  1. TL;DR — 練習目的で二択を決める
  2. 選定基準
  3. 選定方法
  4. 比較表
  5. マジックスピードとハイパースピードの違いを生む構造
  6. スピード練習別の使い分け
  7. おすすめ商品
  8. 買う前に確認したい注意点
  9. 3つのシナリオで最終判断
  10. 出典

本記事には広告が含まれます。

本記事について: 編集部がメーカー公表仕様・公的機関の資料・購入者レビューを突き合わせて選定した記事です。掲載製品の実機購入・テストは行っていません。

価格は変動する場合があります。購入前に販売ページで最新価格をご確認ください。

マジックスピードとハイパースピードの違いは、MAGIC SPEED 5がカーボンプレートと二層フォームでレースに近い反発を狙うのに対し、HYPER SPEED 5はノンプレートで接地感と日常練習への扱いやすさを優先する点です。LT走や速いペース走なら前者、ジョグからビルドアップまで一足で回すなら後者が基本です。ただし、現行第5世代では27cm実測が196g対210gとなり、価格の高いMAGIC SPEED 5の方が軽くなっています。

マジックスピードとハイパースピードを並べてスピード練習への適性を比べる場面 Photo by RUN 4 FFWPU on Pexels

TL;DR — 練習目的で二択を決める

ASICS MAGIC SPEED 5は、週1回のポイント練習でレース寄りの反発を求める人に向きます。一方のASICS HYPER SPEED 5は、ノンプレートの接地感を保ちながらジョグから速度を上げたい人に向きます。高いモデルが常に正解ではありません。

シューズだけでなく負荷の配置から見直す場合は、スピードトレーニング全体の組み立てを先に確認してください。速い日を増やすより、その日の目的に合う一足を割り当てる方が判断しやすくなります。

選定基準

カーボンプレート搭載ランニングシューズテンポアップシューズを比べる基準は、プレートの有無だけではありません。対象ペース、接地感、フォーム素材、重量、フィット、価格、ジョグへの転用しやすさを同じ順序で確認します。

比較軸確認する意味
シューズのクッション性速い区間と回復区間の足裏感
シューズのスタックハイト操作性と保護感のバランス
シューズドロップ踵と前足部の高低差
ミッドソール反発と安定を生むフォーム構成
アウトソールグリップと摩耗への強さ
レーシングシューズ本番寄りの軽さと応答性
デイリートレーナー日常走での扱いやすさ
シューズローテーション2足へ役割を分ける必要性
ランニングフォームシューズに頼らない動きの再現性
  • 価格帯:MAGIC SPEED 5はメーカー希望小売価格19,800円、楽天確認商品は17,820円です。HYPER SPEED 5の楽天確認商品は9,990円です。
  • 必須条件:ロードのスピード練習へ使え、27cm前後の重量情報とメーカー仕様を確認できるモデルに限定しました。
  • 対象者:5kmからフルマラソンまでの記録向上を目指す市民ランナーを想定しています。
  • 除外:トレイル専用、短距離スパイク、安定性機能を主目的としたシューズは対象外です。

より広い候補から選びたい場合は、スピード練習向けシューズの選び方も参照できます。本稿は、その候補のうちASICSの2シリーズへ絞った比較です。

選定方法

アシックスの公式仕様を基準にし、現行2モデルを100km超使ったレビュー、MAGIC SPEED 5の実験室計測、楽天市場で確認できた3商品を照合しました。比較するランニングシューズは、MAGIC SPEED 5、HYPER SPEED 5、在庫価格を重視する前世代MAGIC SPEED 4です。

公式スペックと第三者レビューを照合すると、MAGIC SPEED 5の「レースに近い感覚」という位置づけは、ペース走・LT・インターバルに向くという使用評価と一致します。HYPER SPEED 5は、メーカーが速いトレーニングとレースを想定する一方、現行モデルの使用報告ではジョグやビルドアップへ使いやすいという評価でした。

比較表

ASICS MAGIC SPEED 5とASICS HYPER SPEED 5の差は、レース感覚を練習へ持ち込むか、自分の接地とリズムを残すかです。現行第5世代の重量は、旧世代に多かった「HYPER SPEEDの方が軽い」という関係から逆転しています。

比較項目MAGIC SPEED 5HYPER SPEED 5
プレートフルレングスのカーボンプレートノンプレート
ミッドソールFF LEAP+FF BLAST PLUSFLYTEFOAM
27cm実測例196g210g
ドロップ7mm(メーカー値)旧第3世代は7mm。第5世代は購入前に商品仕様を確認
得意な練習ペース走、LT、インターバルジョグ、ビルドアップ、部活動の反復練習
接地感反発を受けてテンポを上げる路面を感じて自力でペースを作る
確認価格17,820円(楽天確認商品)9,990円(楽天確認商品)
向く人レースに近い反発を練習したい人一足を幅広い練習へ使いたい人
購入購入欄を参照購入欄を参照

第3世代は両方7mmドロップで、踵厚36mm対32mm、重量220g対193g、定価16,500円対9,790円でした。したがって旧モデルの比較記事を読むと「HYPER SPEEDの方が軽い」と見えますが、第5世代の同一レビュアー実測ではMAGIC SPEED 5が14g軽くなっています。世代番号を揃えて比べる必要があります。

マジックスピードとハイパースピードの違いを生む構造

ASICS MAGIC SPEED 5の走行感を分ける中心は、カーボンファイバープレートと二層フォームです。ASICS公式は「フルレングスのカーボンプレートが、優れた安定性と推進力を提供」と説明しています。上層のFF LEAPが反発を担い、下層のFF BLAST PLUSが安定性を支えます(ASICS公式 MAGIC SPEED 5特集)。

対するHYPER SPEED 5は、FLYTEFOAM、OrthoLite中敷、AHAR LOアウトソールラバーを組み合わせます。ASICS Canadaの表現を日本語にすると「HYPER SPEED 5は速いトレーニングとレース向けに設計」です(HYPER SPEED 5仕様、原文英語)。プレートで足の動きをまとめるより、軽いフォームとフィットで回転を作る設計です。

ランニングエコノミーは、一定速度を保つための酸素・エネルギー効率を指します。ただし、プレート入りなら誰でも効率が上がるとは限りません。ケイデンスを高めて走る人、ストライドを伸ばして走る人、フォアフットストライクで前足部へ荷重する人では、プレートとフォームの受け方が変わります。

動きの観点二択で見るポイント
ランニングダイナミクス速度だけでなく動き全体を確認
地面反力反発を受ける方向と大きさ
フットストライク接地位置とプレートの相性
ミッドフットストライク中足部での安定感
接地時間速い区間での接地の長さ
上下動反発が上方向へ逃げていないか
オーバーストライド足が身体より前へ出すぎていないか
ペーシングシューズ変更後も設定を守れるか
ペース戦略練習とレースで役割を分けるか

RunRepeatの実測では、MAGIC SPEED 5は201g、踵35.3mm、前足部26.6mmでした。反発率は踵64.6%、前足部62.6%です。30度曲げ試験は13.1Nで、カーボン搭載でも極端に曲がらない一枚板ではありません。プレート入り=硬い、ノンプレート=柔らかいという二分法は避けるべきです。

スピード練習別の使い分け

ASICS MAGIC SPEED 5はペース走閾値走へ割り当てると特徴が明確になります。乳酸性作業閾値付近の持続走やインターバルトレーニングでも、レビューで示された快適な範囲は4:30/km前後から4:00/kmで、流しでは3:00/km前後まで使われています。

練習メニュー第一候補理由
ゆるいジョグHYPER SPEED 5ノンプレートで接地感を残しやすい
ビルドアップ走HYPER SPEED 5遅い入りから段階的に上げやすい
LT・ペース走MAGIC SPEED 5反発とプレートを一定ペースで使える
400m〜1kmの反復MAGIC SPEED 5速い区間でテンポを作りやすい
5km10kmレースMAGIC SPEED 5レース寄りの軽量性と反発を活かせる

両モデルを100km超使ったレビューでは、MAGIC SPEED 5をペース走、LT、インターバルへ、HYPER SPEED 5をジョグとビルドアップへ振り分けています。MAGIC SPEED 5についての「ゆるジョグには使えないです!」という短い評価は、万能という広告的な見方へ有効な歯止めです(両モデルの100km超レビュー)。

インターバルは速い区間だけでなく回復区間で成立します。インターバル走のレスト設定まで含めて組むならMAGIC SPEED 5の反発を活かしやすく、速く走るだけでレストが崩れる場合はHYPER SPEED 5で動きを整える余地があります。最大酸素摂取量に近い強度を狙う日と、フォームを保って総量を積む日は分けてください。

練習管理の観点使い分けへの反映
トレーニング負荷速い日の頻度を増やしすぎない
運動後の回復次の練習までの回復を優先
心拍数同じペースでも内的負荷を確認
運動強度ジョグとポイント練習を区別
自覚的運動強度反発で楽に感じても負荷を見失わない
ウォームアップ速いシューズへ替える前に動きを作る
クールダウン高強度後に速度を落として終える
ロング走長時間の保護感を別に評価
パーソナルベスト自己記録だけを購入理由にしない

ビルドアップの目的を整理したい人は、ビルドアップ走の効果も確認できます。シューズを替えるだけで練習効果が決まるのではなく、設定ペースと回復の設計が先です。

おすすめ商品

ASICS MAGIC SPEED 5を軸に、現行HYPER SPEED 5と在庫価格で選べるMAGIC SPEED 4を購入候補にします。3商品はいずれも楽天市場で商品コードと価格を確認済みですが、購入時点の在庫を保証するものではありません。

1. ASICS MAGIC SPEED 5

クチコミ評価★★★★★5.04件・楽天市場調べ 2026-08-25
ASICS MAGIC SPEED 5
画像: スポーツマリオ / 楽天市場 (商品ページ)

アシックス MAGIC SPEED 5でレース感覚を磨く

ASICS MAGIC SPEED 5は、現行2モデルのうちLTからインターバルまで速度を上げる日へ振り分けやすい一足です。27.5cm実測204gという別レビューもあり、公式の19,800円に対して確認商品は17,820円でした。

レビューを総合すると、強みは軽量性、反発、濡れた路面を含むASICSGRIPの高いグリップです。RunRepeatの摩擦試験は0.79、摩耗試験は0.8mmでした。METASPEED SKYのような上位レースモデルへ進む前に、プレートの感触を練習で確かめたい人にも位置づけられます。

ただし欠点は、薄いアッパーの耐久性です。RunRepeatの耐久試験ではトウボックスが1/5でした。ゆるいジョグ中心の人、幅広い接地面と厚い保護感を最優先する人には向かないモデルです。

項目内容
重量(27.5cm・実測)204
メーカー希望小売価格19800
型番1013A183 001 101
サイズ22.5-29, 30, 31-32cm幅/ラスト
素材合成繊維・合成樹脂アウター素材
カラー詳細001/ブラック×ホワイト101/ホワイト×ピュアシルバー黒系/ブラック系/

2. ASICS HYPER SPEED 5

クチコミ評価★★★★☆4.33件・楽天市場調べ 2026-08-25
ASICS HYPER SPEED 5
画像: SPOPIA NET SHOP / 楽天市場 (商品ページ)

アシックス HYPER SPEED 5で日常から速度を上げる

ASICS HYPER SPEED 5は、ジョグを切り捨てずにビルドアップや短いスピード区間へつなぎたい人の候補です。27cm実測210gで、現行MAGIC SPEED 5より14g重いものの、確認価格には大きな差があります。

公式スペックと第三者レビューを照合すると、FLYTEFOAM、OrthoLite中敷、AHAR LOという構成は、プレートの強い助力より日々の反復使用へ軸足を置いています。接地感を残したままファルトレクのように速度を変える練習にも合わせやすい選択です。

一方で弱点は、レースシューズに近い反発を求めると物足りなくなりやすい点です。4:00/km前後のペース走で強い押し出しを求める人、カーボンの感触へ慣れること自体が目的の人には合わないでしょう。

項目内容
重量(27.0cm・実測例)210
楽天確認価格9990
サイズ24.5-29, 30, 31-32
素材合成樹脂(EVA)/固定式本商品に使用している中敷は
カラー100 White/Black

3. ASICS MAGIC SPEED 4 1012B676.600

クチコミ評価★★★★★5.01件・楽天市場調べ 2026-08-25
ASICS MAGIC SPEED 4 1012B676.600
画像: SuperSportsXEBIO楽天市場支店 / 楽天市場 (商品ページ)

MAGIC SPEED 4を在庫価格で選ぶ

ASICS MAGIC SPEED 4 1012B676.600は、厚めの前世代MAGIC SPEEDを在庫価格で選びたい人向けです。確認できた商品はレディース向けレッドカラーで、型番とサイズを必ず照合する必要があります。

主要レビューサイトの言及頻度から見ると、MAGIC SPEED 5は前作より軽く、低いスタックへ戻った点が大きな変更です。逆に、MAGIC SPEED 4の厚い足裏感を好む人には、前世代を安く確保する理由が残ります。

ただし注意点は、旧モデルゆえにカラーとサイズの在庫が限られることです。FF LEAPの反発、約50gの軽量化、現行の操作性を優先する人には不向きです。安さだけで選ばず、前世代の厚さを意図して選ぶ商品です。

項目内容
楽天確認価格9990
カラー表記

買う前に確認したい注意点

ニュートラルランニングシューズとして選ぶ前に、サイズ、幅、アッパー耐久、プレートへの慣れを確認してください。MAGIC SPEED 5は公式にSTANDARDとWIDEがありますが、第三者レビューでは前作より小さめという所感と、RunRepeatの標準幅95.1mmという実測が併存します。試着できるなら、普段のサイズと一つ上を比べる方が安全です。

MAGIC SPEED 5のグリップは0.79と高い一方、薄いトウボックスの耐久評価は1/5でした。グリップが高いことと、アッパーまで長持ちすることは同じではありません。HYPER SPEED 5も軽量メッシュを使うため、爪先が当たるサイズを選ばないことが重要です。

世界陸連のルールへ対応するとASICS公式は案内していますが、参加大会の規定と使用可否は大会要項で確認してください。練習で問題なくても、競技区分や大会独自ルールが一致するとは限りません。

痛みやしびれがある場合、反発の強いモデルへ替えることを解決策にしないでください。シューズ比較は医療判断ではなく、違和感が続くなら練習を中止し、資格のある専門家へ相談する必要があります。

3つのシナリオで最終判断

ASICS MAGIC SPEED 5とASICS HYPER SPEED 5は、「速い方」ではなく担当させる練習で決めます。最も多い練習を起点にすると、予算とプレートの好みを後から重ねられます。

flowchart TD
  A[最も多い練習は何か] --> B{ジョグが中心}
  A --> C{LT・ペース走が中心}
  A --> D{短いインターバルが中心}
  B --> E[HYPER SPEED 5]
  C --> F[MAGIC SPEED 5]
  D --> G{接地感を残したいか}
  G -->|はい| E
  G -->|いいえ| F

練習メニューを先に決め、プレートの有無を二段目で判断する選択フローです。

  • ジョグからビルドアップまで一足で回す:HYPER SPEED 5です。1万円前後の予算にも合わせやすく、プレートなしで自分の接地を確認できます。
  • 週1回のLT・ペース走をレース感覚へ近づける:MAGIC SPEED 5です。4:30/km〜4:00/km付近を継続でき、19,800円前後を許容できる人に合います。
  • 短いインターバルが中心:反発を使って設定ペースへ入りたいならMAGIC SPEED 5、路面感覚と回転を崩したくないならHYPER SPEED 5です。
  • 現行性能より在庫価格を優先する:型番とサイズが合う場合だけMAGIC SPEED 4を候補にします。

出典