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本記事について: 編集部がメーカー公表仕様・公的機関の資料・購入者レビューを突き合わせて選定した記事です。掲載製品の実機購入・テストは行っていません。
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「マラソンシューズ 厚底 薄底 違い」への答えは、厚底ランニングシューズが完走時の保護感とPB狙いの走行効率を分けて設計できる一方、薄底寄りは路面感覚と短いスピード練習に向くことです。初フルなら安定した厚底、PBなら目標ペースで相性を確認した厚底カーボン、薄底経験者なら薄底寄りも候補になります。
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TL;DR — 厚底ランニングシューズは完走とPBでどちらを選ぶ?
厚底ランニングシューズを選ぶ基準は、目標が「まず完走」か「PB更新」かで変わります。マラソンシューズとして完走を優先するなら、厚いクッションだけでなく広い接地面と安定したフィットを選びます。PBを優先するなら、厚底カーボンを目標ペースで試し、反発を無理なく使えることが条件です。
薄底寄りが勝つのは、短いスピード練習で路面情報を得たい場面や、すでに薄底へ適応しているランナーです。初フルの本番用として急に採用する理由にはなりません。マラソン全体の準備を整理する場合は、フルマラソン完走ガイドで練習量、補給、ペースまで先に確認してください。
選定基準
マラソンシューズは、柔らかさだけではなく、42.195kmでの目的、安定性、反発、フィット、価格の順に絞ります。ミッドソールはアッパーとアウトソールの間でクッションや反発を担う層ですが、厚ければ自動的に安定するわけではありません。
比較基準は次の5点です。
- 目標:制限時間内の完走、PB更新、短いスピード練習を分けます。
- 安定性:ソールの高さだけでなく、接地面の幅と着地時の横ブレを見ます。
- 反発:フォーム材の復元とプレートの剛性を、目標ペースで確認します。
- 適応:本番前にロング走またはレースペース走で問題が出ないことを確かめます。
- 価格と在庫:商品カードは楽天市場で確認できた3製品だけに限定します。
比較方法
厚底ランニングシューズの比較は、研究、競技規程、製品仕様、実売価格の4層を照合しました。編集部は掲載3製品を実機購入・テストしていないため、足当たりや耐久性を体験談として断定しません。メーカー公表仕様と楽天市場の商品情報を、目的別の判断材料として扱います。
研究面では、Nike ZoomX Vaporfly Next%とZoom Streak 7を長距離ランナー10人が履いた2023年の比較を使います。競技面では、World Athleticsの発表にあるロード用シューズの最大厚40mmを確認しました。これは公認競技の公平性を守る規程であり、健康に最適な厚さを示す基準ではありません。
比較表
厚底ランニングシューズと薄底寄りの違いは、スタックハイトだけでなく、クッション、反発、安定性、用途を並べると見えます。ここでは完走向け厚底、PB向け厚底、薄底寄りの代表として、HOKA ボンダイ 9、ナイキ ヴェイパーフライ 4、アシックス TARTHER RP 3 WIDEを比較します。
| 比較項目 | 完走向け厚底:HOKA ボンダイ 9 | PB向け厚底:ナイキ ヴェイパーフライ 4 | 薄底寄り:TARTHER RP 3 WIDE |
|---|---|---|---|
| 主目的 | 保護感と安定した長時間走 | レース速度と走行効率 | 路面感覚と短いスピード練習 |
| クッション | 最大級の厚みを重視 | 軽量フォームとプレートを組み合わせる | 厚底2足より地面へ近い |
| 反発の軸 | 発泡EVAの復元 | カーボンプレートを含むレース設計 | FF BLASTと中足部構造 |
| 安定性の見方 | 広い接地面を確認 | 目標ペースで横ブレを確認 | 足部の耐性を段階的に確認 |
| 確認価格 | 24,200円 | 38,899円 | 9,999円 |
| 数値例 | ドロップ5mm、約297g | ロード競技は最大厚40mm規程を確認 | 最大厚31.5mm |
| 向かない人 | 軽量レーサー最優先 | ゆっくりジョグ一足運用 | 初フル直前に薄底へ替える人 |
| 購入 | 下の商品カード参照 | 下の商品カード参照 | 下の商品カード参照 |
厚底マラソンシューズが完走を支える条件
シューズのクッション性は、厚底のマラソンシューズで完走を目指すときの中心軸です。着地時の変形によって衝撃を受け止めても、左右へぐらつく、踵が浮く、前足部が当たるなら42.195kmの保護にはつながりません。厚さ、接地面、フィットを一組として見ます。
PB狙いでプレート入り厚底を選ぶ条件
カーボンファイバープレートを備えた厚底ランニングシューズは、PB更新で比較される代表的な設計です。プレートだけが推進力を生むのではなく、高反発フォーム、曲面形状、剛性、ランナーの関節運動が組み合わさります。
ランニングエコノミーは、一定速度に必要な酸素・エネルギーが少ないほど良い走行効率の指標です。2023年のランニング学研究では、Vaporfly Next%がZoom Streak 7より平均5.7%良好でした。最大17.2%改善した人がいた一方、1人は4.3%悪化しました。
40mm規程は性能の順位表ではない
ロード競技40mmという数値は、厚底ランニングシューズの公認可否に関わる上限です。40mmに近いほど自動的に速い、40mm未満なら全員に合う、という意味ではありません。現行の大会要項と承認リストを確認し、規程内でも自分の足に合わなければ選ばないことが基本です。
ナイキを含む厚底カーボンの普及は、レース現場の選択を変えました。Runtripは第96回箱根駅伝で出走210人中177人、84.7%がナイキ厚底を着用した例を紹介しています。ただし、エリート集団の採用率は、市民ランナーの足型、ペース、予算への適合を保証しません。
薄底寄りを選ぶべき人と移行の注意
ミニマリストランニングシューズに近い薄底寄りは、路面感覚、軽快な切り返し、短いスピード練習を重視する人の候補です。スタックハイトが低いことと、ドロップが小さいことは別であり、薄さだけを見て足首やアキレス腱への変化を予測できません。
厚底と薄底がフォームへ与える違いは、接地時間、ピッチ、重心上下動などの観点を扱っています。本記事ではそこへ重複して踏み込まず、マラソン本番へどうつなげるかに絞ります。薄底を履いた瞬間に良いランニングフォームへ変わるわけではありません。
薄底は短い練習から始める
薄底寄りを使うなら、短いジョグや流しから始め、翌日まで残る足裏やふくらはぎの張りを確認します。距離と速度を同時に増やすと、何が原因で負担が増えたか分かりません。まず時間を短く保ち、問題がなければ使用頻度を調整します。
おすすめ商品
厚底ランニングシューズと薄底寄りを実売モデルへ落とし込むため、楽天市場で確認できた3製品を選びました。HOKAの完走向け厚底、ナイキのPB向け厚底、アシックスの薄底寄りという役割で並べます。価格は確認時点の対象商品であり、購入時の表示を優先してください。
1. HOKA ボンダイ 9

確認価格24,200円
HOKA ボンダイ 9は、最大級のクッションと広い接地感を重視するロード用モデルです。完走向けの厚底ランニングシューズとして、速度より長時間の保護感を優先する人に位置づけやすい一足です。
スーパークリティカル発泡EVAを使い、メーカー公表のドロップは5mm、メンズ重量は約297gです。公式仕様と楽天の商品情報を照合すると、ゆっくりしたジョグや長時間の走行でクッション量を確保したい人へ向きます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | 1162011 |
| サイズ | 25.0〜30.0cm幅 |
| 重量 | 297.00g |
| カラー | 詳細ブラック/ブラックブラック/ホワイトギャラティックグレー/Sグレーホワイト/ |

確認価格38,899円
ナイキ ヴェイパーフライ 4は、カーボンファイバー製プレートと厚みのあるフォームを組み合わせたロードレース用モデルです。PBを狙う厚底ランニングシューズとして、目標ペースで反発を扱える人に候補が絞られます。
楽天市場で確認した対象商品の価格は38,899円でした。研究で5.7%の平均改善が示された製品世代と同じ思想を持つ一方、ヴェイパーフライ 4そのものの改善率として読み替えてはいけません。購入後は短いテンポ走とレースペース走で段階的に確認します。
3. アシックス TARTHER RP 3 WIDE 1011B466

確認価格9,999円
アシックス TARTHER RP 3 WIDEは、最大厚31.5mmで、厚底2製品より地面へ近い側のスピードトレーニング用モデルです。薄底寄りのマラソンシューズを探し、すでに短い距離で適応できている人へ向きます。
確認できた仕様ではFF BLAST、PROPULSION TRUSSTIC、ASICSGRIPと3D TETRA SOLEを組み合わせています。メーカー公表仕様と楽天の在庫を突き合わせると、路面感覚と前方への進行を意識する練習へ位置づけやすい製品です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 産地 | ベトナム |
| サイズ | 25.0cm-28.5cm |
| 素材 | 合成繊維、合成樹脂 |
| カラー | BK/ILMGRN ( 003 BLACK/ILLUMINATE GREEN |
完走とPBで選ぶ判断フロー
パーソナルベスト(PB)を狙う場合も、マラソンのペース配分とシューズ選択は切り離せません。厚底ランニングシューズの反発を使えても、前半のペーシングが速すぎれば後半の失速は避けにくくなります。マラソンのペース配分で目標速度を決め、その速度で候補を試してください。
flowchart TD
A[目標を決める] --> B{最優先は何か}
B -->|初フル完走| C[安定した厚底を選ぶ]
B -->|PB更新| D{目標ペースで違和感なし}
B -->|脚づくり| E[薄底寄りを短時間で使う]
D -->|はい| F[公認の厚底カーボン]
D -->|いいえ| C
C --> G[本番前に長い距離で確認]
E --> G
F --> G完走、PB、脚づくりの優先順位からマラソンシューズを分ける判断フローです。
ただし、鋭い痛み、足首のぐらつき、フォーム崩れが出るなら、目標より相性が優先です。厚底か薄底かの二択を続けず、現行靴へ戻すか、医療・スポーツの専門家へ相談してください。最終判断は「完走なら安定した厚底、PBなら試走済みの厚底カーボン、脚づくりなら薄底寄りを短時間」です。
出典
- Yahoo!ニュース エキスパート:厚底のランニングシューズは速く走れる? — 2024-10-10 — 厚底と薄底の特徴、衝撃、練習での使い分けを確認
- ランニング学研究:カーボンファイバープレート内蔵厚底ランニングシューズによるランニングエコノミーへの影響 — 2023-03-31 — 10人の比較、平均5.7%、最大17.2%、4.3%悪化を確認
- Runtrip Magazine:厚底ランニングシューズの魅力を徹底解剖 — 2024-08-23 — 厚底のクッション、安定性、箱根駅伝の使用例を確認
- ランレコード:あえて薄底ランニングシューズを履くべき3つの理由 — 2021-07-14 — 薄底の練習用途、価格、使い分けの考え方を確認
- World Athletics:shoe technology rules — 2020-07-28 — ロード用シューズの最大厚40mm規程を確認 —
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