用語集

マラソンのペース配分

42.195km全体へ走力とエネルギーを配分し、序盤のオーバーペースと後半失速を抑える戦略です。

別名: マラソンペース・ペース戦略・marathon pacing

定義

マラソンのペース配分は、42.195kmを通して走力とエネルギーを使い切る時点を調整する戦略です。完走優先では序盤を抑え、目標ペースを大きく上下させず、後半の体調に応じて維持または減速する設計が基本になります。

主な方式

  • イーブンペース:スタートからゴールまで、概ね一定の1kmペースを保ちます。
  • ネガティブスプリット:前半を抑え、後半を同等か少し速く走ります。
  • ポジティブスプリット:前半より後半が遅くなる配分で、意図せず起きる場合は序盤の負荷が高過ぎた可能性があります。
  • ラン・ウォーク:給水所などで計画的に歩きを入れ、脚と胃腸を整えます。

判断の基準

目標タイムから計算した平均ペースは出発点にすぎません。混雑、上り下り、気温、向かい風を無視して毎kmを同じ数字へ合わせると、必要以上に力を使います。区間ごとの努力感をそろえ、呼吸、心拍、脚の張り、補給の受け付け方を合わせて判断します。

序盤の数kmはウォームアップとして扱い、周囲に抜かれても追わないことが重要です。研究では、糖質を使い切る距離は走行強度と個人のグリコーゲン貯蔵量に左右されます。速く入るほど補給だけでは埋めにくい負債を作ります。