用語集
防振
機器から建物へ伝わる振動を、弾性材や支持構造で小さくする考え方。
別名: 振動絶縁・振動対策・防振対策・vibration isolation
定義
防振は、機械や人の動きで生じた振動が床、壁、建物へ伝わる量を小さくする対策です。発生源と支持面の間にゴム、発泡体、ばねなどの弾性材を入れ、直接接触による振動伝達を弱めます。音を吸収する「吸音」や、音を通しにくくする「遮音」とは役割が異なります。
主な構成要素
- 発生源:モーター、回転体、着地衝撃など、振動を生む機器や動作です。
- 支持材:ゴムや高密度フォームなど、荷重を受けながら振動を減らす層です。
- 支持面:フローリング、コンクリート、カーペットなど、振動を受ける床です。
- 荷重配分:脚部だけで受けるか、面で受けるかにより、沈み込みと安定性が変わります。
トレッドミルでの活用
トレッドミルでは、モーターの回転、走行ベルト、足の着地が複数の振動源になります。高密度の防振材を脚部と床の間に置くと、床へ直接入る固体伝播の経路を弱められます。ただし、柔らかすぎる材料は本体を揺らし、薄すぎる材料は荷重で潰れるため、重量と接地面積に合う硬さが必要です。
注意点
防振材を追加しても、建物の床構造や使用時間による影響は残ります。特に集合住宅では管理規約を確認し、壁へ接触させず、生活音のある時間帯に使うことが基本です。振動と空気中の機械音は伝わり方が異なるため、必要に応じて本体メンテナンスや配置の見直しも組み合わせます。