用語集

シンスプリント

ランニングやジャンプの反復負荷により、主にすねの内側へ広がる運動時痛や圧痛が現れる障害。

別名: 脛骨内側ストレス症候群・脛骨過労性骨膜炎・MTSS・shin splints・medial tibial stress syndrome

定義

シンスプリントは、ランニングやジャンプを繰り返したときに、主に脛骨の内側下部へ広がる痛みや圧痛が生じるオーバーユース障害です。医学的には脛骨内側ストレス症候群(MTSS)と呼ばれます。運動後の鈍い痛みから始まり、負荷を続けると運動中や歩行時にも痛みが残る場合があります。

初期に確認するサイン

  • 運動との時間関係:走り始めや練習後にすねの内側が痛み、休むと軽くなるかを確認します。
  • 痛みの広がり:脛骨の内側に沿って広い範囲が痛むか、骨の一点へ強く集まるかを区別します。
  • 負荷の変化:走行距離、速度、坂道、ジャンプ、練習頻度を最近まとめて増やしていないか振り返ります。
  • 日常動作への影響:歩行、階段、安静時、夜間にも痛む場合は、走行を中止して医療機関へ相談します。

原因を考える軸

原因は一つに決めつけず、組織の回復を上回る反復負荷として整理します。急な練習量の増加、硬い路面、支持性が合わないシューズ、ふくらはぎや足部の筋力・柔軟性、足の回内、休養不足などが重なると、すね周辺の組織へ負担が集中します。フォームや足型だけを唯一の原因とせず、直近の負荷変化と回復条件を先に確認することが重要です。

疲労骨折との違い

シンスプリントでは、すねの内側に沿う比較的広い痛みが典型です。一方、骨の一点が強く痛む、歩いても痛む、片脚ジャンプで強く痛む、安静時や夜間にも痛む場合は疲労骨折など別の障害を除外する必要があります。症状だけで完全に見分けられないため、痛みが強い、長引く、日常動作へ影響する場合は自己診断で走り続けず、整形外科へ相談します。

負荷調整

予防と回復では、痛みを我慢して同じ練習を続けず、走行量を下げて路面やシューズを見直します。症状が落ち着いた後も、距離、速度、坂道を一度に戻さず、一つずつ変更します。ふくらはぎと足部を支える筋力、ウォームアップ、休息日も合わせて確認します。

外部の定義