用語集
セルフトーク
競技中に自分へ向ける言葉を、注意・動作・感情の調整に用いる心理スキル。
別名: 自己対話・内言・ポジティブ・セルフトーク・self-talk
定義
セルフトークは、競技や練習中に自分へ向ける内的な言葉、または小声で発する短い言葉です。単に前向きな表現へ置き換えるだけでなく、注意を戻す、動作の手がかりを示す、感情を整えるなど、目的に応じて使い分ける心理スキルです。
種類
- 指示的セルフトーク:「肩を下げる」「腕を後ろへ」など、動作や注意の対象を短く示します。
- 動機づけ的セルフトーク:「準備してきた」「次の区間まで」など、努力を続ける理由を思い出させます。
- 受容的セルフトーク:「苦しいが、今できる動作はある」のように、感覚を否定せず行動へ戻します。
ランニングでの使い方
使う言葉は、落ち着いている時に決め、ペース走やロング走で試します。状況を「脚が重い」、手がかりを「肩を下げる」、次の行動を「次の給水まで一定」と分けると、根拠のない励ましより具体的です。終わった後に言葉と反応を記録し、効かなかった表現は短く修正します。
よくある誤解
否定的な考えを完全に消す必要はありません。考えが浮かんだ事実を認めたうえで、コントロール可能な動作や区間へ注意を戻すことが目的です。痛みや体調異常を覆い隠すための言葉として使ってはいけません。