用語集
ランニングピッチ
走行中に1分間で踏む左右合計の歩数を示すフォーム指標。
別名: ランニングケイデンス・ピッチ・ケイデンス・running cadence
定義
ランニングピッチは、走行中に左右の足が1分間で地面へ接地する合計回数です。一般にSPM(steps per minute)で表し、片足だけを数える機器では両足合計の半分が表示されます。ピッチは速さそのものではなく、ストライド長と組み合わさって走速度を形づくるフォーム指標です。
数え方と単位
- 両足合計:左右の着地をすべて数え、1分当たりの歩数をSPMで表します。
- 片足基準:片足の着地回数だけを表示する機器では、両足合計180SPMが90と表示されます。
- 短時間計測:30秒間の左右合計歩数を2倍すると、1分当たりの概算値になります。
- 機器計測:ランニングウォッチや加速度センサーは、走行全体の平均値と区間ごとの変化を記録します。
フォームとの関係
同じ速度でピッチが上がると、一歩のストライド長は短くなります。足が重心の近くへ接地しやすくなり、制動力積や上下動が小さくなる場合があります。ただし、身長、速度、坂、路面、疲労によって自然な値は変わるため、全員が180SPMへ合わせる必要はありません。普段のジョグを基準に、小さな変化と接地感を一緒に観察します。
活用例
オーバーストライドや強いブレーキ感が気になる場合は、同じコースと速度で現在値を測り、数値だけでなく横からの動画、足音、主観的なきつさも記録します。変更するなら現在値に対する小幅な増加から試し、痛み、呼吸、フォームの崩れがないかを確認します。ピッチは良否を単独で判定する点数ではなく、個人内の変化を追うための指標です。