用語集
スポーツにおける相対的エネルギー不足
運動後に身体機能へ回せるエネルギーが不足し、健康や競技パフォーマンスへ影響する状態。
別名: REDs・RED-S・相対的エネルギー不足・Relative Energy Deficiency in Sport
定義
スポーツにおける相対的エネルギー不足(REDs)は、食事からの摂取エネルギーが運動と日常生活の消費に見合わず、健康維持や競技適応へ使えるエネルギーが不足する状態です。単なる空腹感ではなく、低エネルギー利用可能性が長く続くことで複数の身体機能へ影響し得ます。
起こりやすい条件
- 走行量だけを増やす:練習負荷が増えても食事量が以前のままです。
- 急な減量を重ねる:体重を落とすために総摂取量を大きく削ります。
- 糖質を極端に制限する:持久系運動の主要な燃料を十分に補えません。
- 回復不足が続く:睡眠や休養が足りず、トレーニングへの適応が追いつきません。
ランナーが確認する点
ランナーでは、走行距離の増加と食事量の不一致が見逃されやすい問題です。筋肉を守る観点でも、タンパク質だけを追加すれば十分とは限りません。総エネルギー、糖質、脂質を含む食事全体と、疲労、体調、月経を含む身体変化、パフォーマンスの推移を一緒に確認します。体重減少、回復遅延、体調不良が続く場合は、自己判断でさらに食事を削らず、医師やスポーツ栄養の専門家へ相談します。
よくある誤解
- 誤解:REDsは女性だけの問題です。 性別を問わず、摂取と消費の不一致が続くアスリートに起こり得ます。
- 誤解:体重が減れば練習は成功です。 健康や回復、競技パフォーマンスが低下する減量は望ましい適応とはいえません。