用語集

膝蓋大腿疼痛症候群

膝蓋骨の周囲や裏側に痛みが生じ、走行や階段、スクワットなどで悪化しやすい状態。

別名: 膝蓋大腿痛・PFPS・patellofemoral pain syndrome

定義

膝蓋大腿疼痛症候群(patellofemoral pain syndrome、PFPS)は、膝蓋骨の周囲または裏側に痛みが生じる状態です。ランニング、ジャンプ、スクワット、階段の昇降、長時間座った後など、膝を曲げたまま荷重する動作で症状が出ることがあります。似た位置の痛みでも膝蓋腱炎や変形性関節症など原因は異なるため、持続する場合は評価が必要です。

関係する要素

  • トレーニング負荷:距離や強度を急に増やすと、膝前面の組織が負荷へ適応できない場合があります。
  • 大腿四頭筋:膝の曲げ伸ばしを担い、膝蓋骨周辺の動きに関係します。
  • 股関節周囲筋:骨盤と大腿部を安定させ、走行時の下肢の向きに関係します。
  • 柔軟性:股関節屈筋、ハムストリングス、ふくらはぎの硬さが動作へ影響する場合があります。

対応の考え方

症状が出る運動を一時的に減らし、痛みの変化を見ながら負荷を調整します。Cleveland Clinicの解説では、軽い運動で5〜7分温めてから筋力・柔軟性運動を行う方法が紹介されています。改善には時間を要するため、サポーターだけで走行を継続するのではなく、休養、段階的な運動、必要に応じた医療評価を組み合わせます。

受診を考える目安

痛みが24時間を超えて続く、腫れや熱感がある、膝が抜ける、外傷後に体重をかけにくい場合は、ランニングを中止して医療機関へ相談します。サポーターは症状を診断する道具ではありません。

外部の定義