用語集
ペース早見表
目標タイムと1kmペース、区間ごとの累積通過タイムを対応させるレース計画用の一覧表です。
別名: ランニングペース表・ラップ早見表・pace chart
定義
ペース早見表は、ロードレースの目標完走タイムを、1kmあたりの平均ペースと5km・10kmなどの累積通過タイムへ換算した一覧表です。一定ペースを前提に、スタート後の進み具合を距離表示ごとに確認する基準として使います。
主な構成要素
- 目標タイム:フィニッシュまでに使える総時間です。
- 平均ペース:目標タイムを競技距離で割った、1kmあたりの基準時間です。
- スプリットタイム:5km・10km・15km・20kmなど、各地点までの累積時間です。
- 前提条件:スタートロス、給水、混雑、坂、風、気温による変動を含まない一定ペース計算です。
計算と読み方
平均ペースは「目標タイム ÷ 距離」で求め、各地点の通過タイムは「平均ペース × その地点までの距離」で求めます。ハーフマラソンでは21.0975kmを使い、表のフィニッシュ欄から目標を探して左へ読めば必要な1kmペースが分かります。反対に、維持できる1kmペースから右へ読むと予想完走タイムを確認できます。
活用シーン
レース前には複数の目標を比較し、本命と安全側の基準を決める材料になります。レース中はGPSウォッチの瞬間ペースだけに頼らず、大会の距離表示と5kmごとの公式通過時刻を照合するために使えます。一定ペース表と実際のラップがずれた場合は、スタートロス、コース起伏、混雑、給水時間を切り分けて判断します。
注意点
ペース早見表は能力を保証する予測表ではありません。短い距離の自己ベストから単純に延長したタイムや、平坦なコース向けの数値を起伏の大きい大会へそのまま当てはめると、後半の失速につながります。グロスタイムとネットタイムのどちらを目標にするかも、大会要項と計測方法に合わせて決めます。