用語集
オーソティックインソール
足の形状と動きに合わせてアーチやかかとを支持し、足底の荷重を調整する機能性インソール。
別名: 矯正用インソール・足底挿板・機能性インソール・orthotic insole
定義
オーソティックインソール(矯正用インソール)は、土踏まずを支える立体形状や、かかとを囲むヒールカップを備え、靴の中で足の位置と荷重のかかり方を調整する中敷きです。足底腱膜炎では痛みを直接治す薬ではなく、歩行や走行時に足底組織へ加わる負担を減らす補助手段として使われます。
主な構成要素
- アーチサポート:土踏まずに沿って支え、足裏の荷重を分散します。高ければよいわけではなく、足のアーチ位置と合うことが重要です。
- ヒールカップ:かかとの輪郭を囲み、接地時の横ぶれや前後のずれを抑えます。
- クッション層:EVAやゲルなどで着地時の衝撃を和らげます。柔らかすぎると安定感が下がる場合があります。
- ベースシェル:支持の硬さを決める部分で、歩行用、立ち仕事用、ランニング用によって設計が異なります。
選び方と使い方
市販品は、現在の靴の中敷きを外して厚さと幅を比べ、土踏まずの盛り上がりが足裏の適切な位置に当たるかを確認します。初日は歩行から始め、土踏まずの圧迫、しびれ、かかとの浮き、痛みの増加がないかを見ます。強い痛みが続く場合や、朝の一歩目だけでなく安静時にも痛む場合は、インソールだけで判断せず医療機関へ相談します。
根拠の読み方
足底装具を使った研究では、装着後3週間で痛みの有意な減少が報告される一方、9週間後にも「治癒した」とは言えず、運動復帰を急がないよう示されています。したがって、インソールは負担管理、ストレッチ、筋力づくり、走行量の調整と組み合わせて評価する道具です。