用語集
ミオグロビン
筋細胞内で酸素と結合し、酸素の貯蔵と移動に関わるヘムタンパク質。
別名: myoglobin・筋肉ヘモグロビン
定義
ミオグロビンは、筋細胞内にある酸素結合タンパク質です。ヘムを持ち、酸素と可逆的に結合することで、筋細胞内の酸素の貯蔵と移動に関わります。ミオグロビンを多く含む筋線維は赤みを帯びて見えます。
主な特徴
- 存在場所:骨格筋や心筋の細胞内に存在します。
- 酸素結合:酸素と結合し、細胞内で利用可能な酸素を保つ働きに関わります。
- 筋色との関係:ミオグロビン量は筋線維の赤色の見え方に関係します。
- 遅筋との関係:遅筋線維は速筋線維よりミオグロビンが豊富な傾向があります。
持久運動での役割
長距離ランニングでは、毛細血管から筋細胞へ届いた酸素をミトコンドリアで利用します。ミオグロビンはこの酸素利用系の一部を担いますが、単独で持久力を決めるものではありません。酸素の運搬、細胞内での受け渡し、ATP産生、筋線維の動員が連続して機能する必要があります。
よくある誤解
「赤筋」という呼び名は、ミオグロビンが多く赤く見える特徴に由来します。しかし、肉眼で筋肉の色を見れば競技適性を判断できるわけではありません。筋線維構成の評価には筋生検やミオシン重鎖の分析など専門的な方法が使われます。