用語集
山岳遭難
山岳地帯で道迷い、転倒、滑落、疲労、病気などにより自力で安全に戻れなくなる事態。
別名: 遭難・山の遭難・mountain distress
定義
山岳遭難とは、山岳地帯で道迷い、転倒、滑落、疲労、病気などが起こり、自力で安全に下山できなくなる事態です。原因が一つとは限らず、予定の遅れ、天候悪化、装備不足、判断力の低下が連鎖して深刻化する場合があります。
主な類型
- 道迷い:分岐の見落としや現在地確認の遅れで、予定ルートから外れる状態です。
- 転倒・滑落:不安定な足場や疲労でバランスを崩し、負傷や行動不能につながる状態です。
- 疲労・病気:補給不足、暑さ、寒さ、持病などで予定どおり動けなくなる状態です。
- 天候・環境:雨、風、霧、日没などによって視界や体温維持が難しくなる状態です。
初動の考え方
道を失ったと感じたら、むやみに進んで位置をさらに不明確にしないことが重要です。安全な場所で停止し、最後に現在地を確認できた地点、時刻、周囲の地形、通信手段を整理します。負傷時は無理な移動で状態を悪化させず、行程共有先や救助機関へ状況を伝えます。
遭難防止は「速く戻ること」だけではありません。予定を第三者に残し、撤退時刻を決め、停滞しても体温と明かりを確保できるようにすることが、捜索範囲の限定と被害の抑制につながります。