用語集
電離圏
電気を帯びた大気の層で、衛星電波の速度を遅らせ測位誤差を生む要因。
別名: 電離層・ionosphere
Definition
電離圏は、上空およそ100〜1000kmにある、電気を帯びた大気の層です。衛星から届く電波は電離圏を通過すると速度が遅くなり、受信機が衛星までの距離を実際より長く計算するため、GPSなどの衛星測位に誤差が生じます。
測位への影響
- 電波遅延:到達時間が伸び、衛星と受信機の距離計算にずれが出ます。
- 周波数差:遅延量は電波の周波数によって異なります。
- 複数周波数:L1とL5などを同時受信すると、周波数差から遅延を推定できます。
- 補正モデル:1周波受信機では、配信されたモデル値で誤差を補正します。
ランニングウォッチとの関係
電離圏の影響はウォッチの装着だけでは避けられません。マルチバンドGNSS対応機は複数周波数を使って遅延を推定できる一方、建物や樹木による信号遮蔽も同時に起きるため、対応機であっても走行環境による軌跡の乱れは残ります。