用語集
低体温症
体の深部体温が低下し、震えや判断力低下から重篤な状態へ進む医学的緊急事態。
別名: 偶発性低体温症・hypothermia
定義
低体温症とは、体の深部体温が低下し、正常な身体機能や判断力を保てなくなる状態です。寒い季節だけでなく、雨や風で濡れた衣服のまま動けなくなった場合にも起こり得ます。山では発見や搬送に時間がかかるため、予防と早期対応が重要です。
主な兆候
- 強い寒さや震え:体が熱を作ろうとしている初期の反応です。
- 手先の不器用さ:ファスナー操作や地図確認など、細かな動作が難しくなります。
- 判断力の低下:進むか戻るかの判断が遅れ、危険を過小評価しやすくなります。
- 反応の鈍化:会話や歩行が不安定になれば、単独での行動継続は避けます。
山中での予防
汗冷えを避けるため、吸水した綿素材より乾きやすい衣類を選び、雨具と防寒着を分けて携行します。雨天や霧では無理に移動せず、風を避けられる場所で濡れた衣類への対処と保温を優先します。エマージェンシーシートなどの簡易シェルターは、動けない時間を想定した装備です。
症状が疑われる人を一人にせず、さらなる熱損失を防ぎながら救助を要請します。急な加温方法を自己判断で選ぶより、状態と現在地を正確に伝え、専門的な指示を受けることが安全です。