用語集

股関節

骨盤と大腿骨をつなぎ、走行中の脚運びと荷重支持に関わる球関節。

別名: 股関節部・hip joint

定義

股関節は、骨盤の寛骨臼と大腿骨頭をつなぐ球関節です。ランニングでは脚を前後へ運ぶだけでなく、接地時に身体を支え、屈曲、伸展、内転、外転、回旋の動きを組み合わせます。走行力学では角度、関節モーメント、吸収・生成する機械的エネルギーを評価します。

ランニングで見る要素

  • 屈曲と伸展:脚を前へ運ぶ局面と後方へ押し出す局面に関わります。
  • 内転と外転:片脚支持時の骨盤と大腿の位置関係を表します。
  • 回旋:接地中の大腿骨の向きと姿勢変化を確認します。
  • 関節エネルギー:荷重応答で股関節が吸収する仕事量を測ります。

ピッチとの関係

Heiderscheitほかの実験では、一定速度でピッチを好みの値から10%上げた条件において、股関節のエネルギー吸収が減少しました。股関節の内転角度や一部のモーメントも小さくなりましたが、5%条件では膝ほど明確な差が出ていません。関節ごとに変化の大きさが異なる点が重要です。

活用例

股関節周囲の違和感をピッチだけで説明せず、速度、歩幅、疲労、可動域、練習量を一緒に確認します。急なフォーム変更で新たな張りが出た場合は元の走りへ戻し、症状が続く場合は専門家へ相談します。

外部の定義