用語集
遠赤外線
赤外線のうち比較的長い波長域を指し、機能性衣類では生地の放射特性評価に用いられる概念。
別名: FIR・far-infrared radiation
定義
遠赤外線は、赤外線のうち比較的長い波長域を指す概念です。家庭用遠赤外線血行促進用衣では、体熱などを吸収・伝導し、一定程度の遠赤外線として放出するよう加工した生地が使われます。厚生労働省が示した自主基準は、衣類の作用を評価するため、赤外線放射特性と血流量変化を別々に確認する手順を定めています。
衣類での評価項目
- 放射特性:5〜20μmの波長領域で、加工品の全放射率が未加工の対照試料を5%以上上回るかを確認します。
- 血流量:加工品と未加工品を同じ条件で着用し、着用前後の変化を比較します。
- 試験環境:温度20〜25℃、相対湿度50〜70%の範囲が望ましいとされています。
- 耐用期間:洗濯や使用頻度など、性能を劣化させる要因を踏まえて評価します。
誤解しやすい点
遠赤外線の放射特性が基準を満たすことと、あらゆる疲労・痛みへの臨床効果が証明されることは同じではありません。自主基準も、血流量が増えただけで直ちに医療機器としての有効性があるとは判断できず、表示する効果ごとに医学的考察が必要だとしています。