用語集

エネルギーリターン

フォームが着地で受けたエネルギーのうち、復元時に返す割合を表すミッドソール性能の指標。

別名: 反発効率・エネルギー返還率・energy return・resilience

定義

エネルギーリターンは、ミッドソールフォームが着地荷重で圧縮された後、元の形へ戻る過程で返すエネルギーの割合です。値が高いほど反発を得やすい傾向がありますが、シューズ全体の速さや走者のランニングエコノミーを単独で保証する指標ではありません。

評価するときの要素

  • フォーム素材:PEBA、EVA、TPUなどで復元の性格が異なります。
  • 密度と発泡:同じ素材名でも気泡構造や密度によって反発と重量が変わります。
  • 温度と使用履歴:フォームの硬さや疲労は環境と走行距離の影響を受けます。
  • シューズ構造:プレート、スタック高、ロッカー形状、アウトソールも走行感へ関わります。

読み違えやすい点

柔らかさとエネルギーリターンは同じではありません。大きく沈むフォームでも戻りが遅ければ高い反発にはつながらず、硬いフォームでも復元が速い場合があります。比較するときは、硬さ、衝撃吸収、反発を別々の軸として確認します。

活用例

レース用シューズを比べる場合は高いエネルギーリターンを軽さと合わせて見ます。ジョグ用では、反発の最大値だけでなく、安定性、耐久性、足に合う硬さを優先すると選択を誤りにくくなります。