用語集

身体重心

身体各部の質量を一つの点に集約して表す運動学上の基準点。

別名: 重心・身体の重心・COM・center of mass

定義

身体重心は、身体各部の質量を一つの点へ集約して表す運動学上の基準点です。ランニングのフォーム分析では、接地した足が重心に対してどこにあるか、重心が上下へどれだけ動くかを記述するために使います。

ランニングで見る要素

  • 接地位置:踵と重心の水平方向の距離から、足が身体より前へ出ている程度を見ます。
  • 上下動:一歩の中で重心が上下する幅を確認します。
  • 初期接地:足が地面へ触れた瞬間の脚姿勢と重心位置を対応させます。
  • 速度条件:同じランナーでも速度が変われば重心の動きは変化します。

ピッチとの関係

一定速度でピッチを増やすと、ストライド長が比例して短くなります。Heiderscheitほかの実験では、ピッチ増加に伴い、初期接地時の踵が重心へ近づき、重心の上下動と制動力積が減少しました。ただし、これはトレッドミル上で速度を一定にした条件の結果であり、屋外の全ランナーへ同じ幅の変更を求めるものではありません。

活用例

横から撮影した動画では、足先だけでなく腰付近を重心の目安として接地位置を確認します。重心の真下へ無理に足を置こうとすると動きが硬くなるため、現在の動画を基準に小さな変化を追います。痛みがある場合や左右差が続く場合は、計測値だけで自己矯正せず専門家へ相談します。

外部の定義