用語集
心拍ドリフト
一定負荷の有酸素運動でも、時間経過とともに心拍数が徐々に上昇する現象。
別名: 心拍数ドリフト・HRドリフト・cardiovascular drift・heart rate drift
定義
心拍ドリフトは、一定負荷の有酸素運動を続けていても、時間経過とともに心拍数が徐々に上昇する現象です。心拍数だけが上がり、運動の代謝強度との対応が開始時からずれていく場合があります。
起こる場面
- 長時間の一定負荷運動:同じ速度や出力を維持していても心拍数が上がります。
- 強度の違い:アメリカスポーツ医学会が紹介した研究では、相対強度が高いほど上昇幅も大きくなりました。
- 体温の変化:同研究では心拍数の緩やかな上昇と体温上昇の関連も示されました。
- ゾーン管理:目標心拍数へ合わせるために後半の速度を下げると、意図した代謝強度まで下がる可能性があります。
活用シーン
ランニング後半に心拍数が上がったとき、直ちに「ペースが速すぎる」と決めず、会話のしやすさ、自覚的運動強度、暑さ、時間経過を一緒に確認します。心拍数と体感の両方がきつい側へ動くなら速度や距離を調整し、症状がある場合は運動を中止します。