用語集
毛細血管
血液と組織の間で酸素・栄養素・代謝物の交換を担う微細な血管。
別名: capillary・毛細血管網
定義
毛細血管は、血液と筋線維などの組織との間で、酸素、栄養素、二酸化炭素、代謝物を交換する微細な血管です。骨格筋では筋線維の周囲に網目状に分布し、持久運動で必要な物質の輸送と除去を支えます。
主な役割
- 酸素供給:赤血球が運ぶ酸素を筋線維へ届けます。
- 燃料供給:ブドウ糖や脂肪酸が筋細胞へ届く経路になります。
- 代謝物の除去:二酸化炭素などを筋組織から運び出します。
- 拡散距離の短縮:筋線維周囲の毛細血管が増えると、血液と筋細胞の交換距離が短くなります。
持久力との関係
持久力の末梢適応では、ミトコンドリアと毛細血管が役割を分担します。ミトコンドリアがエネルギーを作る「工場」なら、毛細血管は酸素と燃料を届ける「輸送網」です。どちらか一方だけが十分でも、供給と利用の釣り合いが悪ければ、中強度の運動を長く維持しにくくなります。
トレーニングとの関係
反復する持久性刺激は、筋血流や代謝ストレスに関わるシグナルを通じて毛細血管網の適応を促します。低強度の有酸素運動は、長時間にわたり筋へ血流を送るため、ミトコンドリアの適応と毛細血管の適応を同時に考える練習として位置づけられます。