用語集
急性高山病
高所へ急速に移動した際、低酸素を背景に頭痛や吐き気などが現れる高地障害。
別名: 高山病・山酔い・acute mountain sickness・AMS
定義
急性高山病は、高地に順化していない人が短時間で高所へ移動したとき、低酸素を背景に頭痛、吐き気、めまい、倦怠感などを生じる高地障害です。軽い「山酔い」から、迅速な治療と低地への移送を要する重い病態までを区別して考えます。
主な確認点
- 到達高度と速度:高度が高いほど、また短時間で移動するほど注意が必要です。
- 症状の推移:頭痛、呼吸困難、吐き気、判断力の低下が悪化していないか見ます。
- 促進因子:疲労、脱水、寒冷、睡眠不足、飲酒などが重なる状況を避けます。
- 対応:症状が軽快しない、または悪化する場合は練習を続けず、低地への移動と医療対応を優先します。
高地合宿との関係
高地合宿では、設定ペースの未達よりも症状の見逃しが重大です。到着直後に強度を上げず、体調確認を毎日同じ条件で行います。持病がある人や高地で症状を経験した人は、合宿前に医療者へ相談し、撤退条件を同行者と共有しておく必要があります。