手順

筋トレ ランニング 両立スケジュール|週2回の筋トレを走力につなげる手順

筋トレとランニングを両立する週間スケジュールの作り方を、順番、同日実施、休養日の配置、疲労時の調整手順まで具体的に解説します。

ランニングと筋力トレーニングを週間計画に組み合わせるランナー
Photo by Alex Kinkate on Pexels
目次
  1. コンカレントトレーニングの両立スケジュールを作る前提
  2. 目的別に優先順位と同日の順番を決める
  3. 手順
  4. コンカレントトレーニングの週間例
  5. よくある失敗と直し方
  6. 続けながら調整するチェック基準
  7. 出典

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筋トレ ランニング 両立の鍵は、コンカレントトレーニングとして週全体を設計し、ポイント練習、脚の筋力セッション、休養日が衝突しないように並べるのが基本です。同日に行うなら優先種目を先にし、可能ならセッション間を3時間ほど空けます。週2回の筋力セッションから始め、疲労で走りの質が落ちた週は補助種目から減らします。

コンカレントトレーニングの両立スケジュールを作る前提

コンカレントトレーニングは、レジスタンストレーニングと持久系運動を同じ計画期間に組み合わせる方法です。筋力セッションと走行セッションは原理的に両立できない組み合わせではありません。先に守るべきなのは、両方を毎回全力で行うことではなく、週の中で重要な練習の質と回復時間を確保することです。

2021年に公表された43研究・1090人のメタ解析では、筋力トレーニングだけを行う群と比べたとき、併用群の最大筋力はSMD −0.06、筋肥大はSMD −0.01で、統計的に有意な干渉は確認されませんでした。一方、瞬発力はSMD −0.28で低下が示され、とくに同一セッションにまとめた場合に影響が目立ちました。

コンカレントトレーニングでは、この違いが重要です。市民ランナーが「走ると筋肉が全部落ちる」と恐れる必要はありませんが、坂道ダッシュや跳躍のような速い力発揮を伸ばしたい時期には、脚の高負荷を同じ時間帯へ詰め込みすぎない方がよいでしょう。

コンカレントトレーニングについて、「有酸素運動と筋力トレーニングの併用は、筋肥大と最大筋力の発達を損なわない」と同メタ解析は結論づけています(原文英語)。ただし、これは疲労を無視してよいという意味ではありません。対象研究は監督下で少なくとも4週間実施されたものであり、無計画に走行量と重量を同時に増やす状況とは分けて考える必要があります。

厚生労働省「筋力トレーニングについて」情報シートでは、健康増進効果を検討した研究で週2〜3日の筋力セッションプログラムが最も多く採用されていたと説明されています。同じ資料は、筋力セッション時に休息日を設け、慣れたら少しずつ負荷を高めることも勧めています。そこで本記事の出発点は、週2回の筋力セッションです。

週間表へ置く要素は、次のように役割を分けると重複を見つけやすくなります。

要素週間設計での役割
有酸素運動持久系の刺激を担い、筋力セッションとは別の適応を狙います
身体組成体重だけでなく除脂肪量も含めて変化を見ます
心肺体力易しい走行とポイント練習の両方で育てます
ランニングエコノミー筋力だけでなく、同じ速度で走る効率も評価します
最大酸素摂取量高強度走の目的を示す指標で、毎回追う必要はありません
筋力トレーニング走行だけでは得にくい抵抗刺激を補います
ランナー向け筋力プログラム種目を走りの課題へ結び付けて絞ります
最大反復回数重量を感覚だけで決めないための基準にします
カタボリック「走れば即筋分解」という単純化を避けて解釈します
エネルギー収支運動量を増やす時期の栄養不足を見落とさないようにします
身体活動練習以外の通勤や仕事の負担も週の疲労に含めます
FITT原則頻度・強度・時間・種類を一度に変えない枠組みにします

有酸素運動は持久刺激、筋力トレーニングは抵抗刺激を担います。身体組成で体重以外も見て、エネルギー収支で栄養不足を点検します。心肺体力は走行全体、最大酸素摂取量は高強度走の指標です。ランニングエコノミーは走効率、ランナー向け筋力プログラムは種目と課題の対応を示します。最大反復回数で重量を決め、FITT原則で一度に変える要素を絞ります。カタボリックを単純化せず、練習外の身体活動も疲労へ含めます。

メッツカロリーは運動量を定量化する補助指標ですが、週間表では消費量を最大化するより、A目標の質と回復を優先します。

先に決めるのは種目ではなく優先目標

「筋力も、筋肥大も、5kmの記録も、長い距離も全部同時に最大化する」という目標では、何を減らすべきか判断できません。今の周期で最も伸ばしたいものをA目標、維持できればよいものをB目標に分けます。

レースが近いランナーのコンカレントトレーニングなら、ポイント練習とロング走をA目標にします。基礎期で筋力を立て直したいなら、脚の主要筋力セッションをA目標にして、走行セッションは会話できる強度を中心にします。ここが決まると、同日の順番も疲労時の削減順も自然に決まります。

目的別に優先順位と同日の順番を決める

コンカレントトレーニングでランニングと筋力セッションを同じ日に行う場合は、その周期で伸ばしたい方を先に置きます。アメリカスポーツ医学会も運動推奨の科学的レビューを公開していますが、個人のレース目標まで一律の順番で決めているわけではありません。週間設計では、一般的な健康推奨と、その人が高い質で行いたい練習を分けて考えます。

GQ Japanの専門家取材で紹介された「自分が上達したいと思っているほうから始めましょう」という言葉は、実践的な判断軸です。ハーフマラソンへ向けたテンポ走が主目的なら先に走り、重量更新が主目的なら先に筋力セッションを行います。固定された「筋力セッション先」または「走行セッション先」を全員へ当てはめるより、目的との対応が明確です。

コンカレントトレーニングを同日にまとめる必要がある場合でも、2つとも高強度にする必要はありません。テンポ走の後は上半身と体幹を中心にする、脚の主要筋力セッションの後は短く易しいジョグにする、といった組み合わせなら、後半のセッションが前半の目的を壊しにくくなります。高強度インターバルトレーニング(HIIT)と重い脚筋力セッションを続けて行う配置は、優先順位が曖昧になりやすい組み合わせです。

2020年の同日併用研究では、29人の活動的な男性が週3日、9週間トレーニングしました。HIITと筋力セッションの間は約3時間です。両方を行った群を含め、レッグプレス1RMは約24〜28%、除脂肪量は約3〜4%増え、2つの併用群では有酸素性能力の複数指標が約8〜20%改善しました。

「下半身のパワー向上が目標なら、運動の順番は重要な検討事項になり得る」と研究者は述べています(原文英語)。筋力、除脂肪量、有酸素性能力が同時に改善した一方で、筋力セッション後にHIITを行った群では一部のジャンプ指標の伸びが弱まりました。順番の影響は「筋力セッション効果の有無」ではなく、何を測るかで変わります。

コンカレントトレーニングにおける3時間は魔法の境界線ではありません。この研究が採用した条件であり、仕事や家庭の都合で再現できない人もいます。時間を空けられない日は、A目標を先にしてB目標を易しくします。どうしても両方の質が必要なら、別日に分ける方が簡単です。

flowchart TD
  A[今の周期のA目標を決める] --> B{同日に行う必要があるか}
  B -->|いいえ| C[別日に分けて回復日を確保]
  B -->|はい| D{走力と筋力のどちらを優先するか}
  D -->|走力| E[ポイント練習を先にして筋トレを軽くする]
  D -->|筋力| F[主要筋トレを先にしてランを易しくする]
  E --> G[翌日の疲労を確認]
  F --> G
  G --> H{フォームや日常動作に異常があるか}
  H -->|ある| I[次回の補助種目か易しいランを削る]
  H -->|ない| J[同じ配置を継続]

優先目標と疲労状態から、同日実施か別日実施かを選ぶ判断フローです。

走行セッション側のセッションも、名称ではなく負荷の役割で分類します。

セッション・指標筋力セッションと組み合わせる際の扱い
インターバルトレーニング脚の高負荷日として数え、重い脚筋力セッションと分離します
ペース走A目標なら疲労のない状態で先に行います
ジョギング後半セッションに置ける易しい選択肢です
トークテスト会話できるかで易しい日の強度を確かめます
運動強度距離が短くても強度が高ければ高負荷日に分類します
心拍数暑さや疲労で変わるため、自覚的なきつさと併用します
心拍ゾーン易しい日と高強度日を分ける補助線にします
乳酸性作業閾値閾値付近の走行を主要練習として扱います
最大心拍数心拍ゾーンを設定する基準ですが、当日の疲労判定とは分けます
閾値走重い脚筋力セッションの直後に置かない高品質セッションです
坂道ダッシュ短時間でも瞬発力への負荷が高い日として数えます
流し(ウインドスプリント)易しいランの末尾に置く場合も、脚の反応を見て本数を調整します

インターバルトレーニング閾値走は重い脚筋力セッションから離します。ペース走がA目標なら、乳酸性作業閾値付近の負荷を疲労なく行います。ジョギングは易しい選択肢で、トークテストで強度を確かめます。運動強度は距離だけで判断せず、心拍数は疲労による変化も見ます。心拍ゾーンで強度日を分け、最大心拍数はゾーン設定の基準にします。坂道ダッシュは脚の高負荷へ含め、流しは脚の反応に合わせます。

手順

コンカレントトレーニングの手順は、トレーニング負荷を「走行距離だけ」ではなく、強度、時間、筋力セッション量、連続する高負荷日まで含めて並べる作業です。空いた日に筋力セッションを追加するのではなく、重要な日から先に週へ置きます。

ステップ1: 今の周期のA目標を1つ決める

コンカレントトレーニングの目標設定では、次のレースの走力、最大筋力、筋肥大、健康維持のどれを最優先するか書き出します。A目標は1つです。ほかは「維持できれば成功」と定義します。

よくある失敗は、目標を増やして毎回の運動を高強度にすることです。修正方法は単純で、レースが近ければポイント練習を守り、筋力を作る時期なら主要筋力セッションを守ります。優先度の低い運動は、行わなかった日があっても計画失敗とは見なしません。

ステップ2: ポイント練習とロング走を先に配置する

コンカレントトレーニングで走行セッションがA目標なら、テンポ走やインターバル走などのポイント練習と、ロング走を先に置きます。その前日に重い脚筋力セッションを置かないことが基本です。走行セッションの質を守ることで、筋力セッションを入れる余地も見つけやすくなります。

失敗しやすいのは、曜日の空きだけを見て脚筋力セッションを配置することです。翌日のポイント練習でペースを保てないなら、脚筋力セッションをポイント練習と同じ日の後半へまとめるか、ポイント練習から離れた日に移します。高負荷を散らすより、易しい日を残す考え方です。

ステップ3: 筋トレを週2日に絞って置く

コンカレントトレーニングの筋トレは週2日から始め、主要な動作を少数に絞ります。下半身ではスクワット系、ランジのような片脚系を中心にし、体幹や上半身を組み合わせます。種目を増やすより、正しいフォームを保てる量を継続する方が調整しやすくなります。

初心者が週の運動回数を整理する場合はランニング初心者は週何回走るか、休む判断を詳しく確認する場合はランニング初心者に休息日が必要な理由が参考になります。

ここでの失敗は、脚の補助種目を追加し続けて、翌日の走りまで重くすることです。最初に削るのは補助種目です。主要動作を残し、筋力セッション翌日の走行セッションフォームが崩れない量まで減らします。

ステップ4: 同日ならA目標を先にして間隔を作る

コンカレントトレーニングで回復区間を設けられる同日実施では、A目標のセッションを先に行います。可能なら前半と後半の間を約3時間空け、食事と水分、移動を挟みます。時間を作れない場合は、後半を回復目的の易しい内容に変えます。

典型的な失敗は、朝に高強度ラン、夜に重い脚筋力セッションを行い、翌日も通常通り走ることです。修正するなら、後半の筋力セッションを上半身・体幹へ替えるか、翌日を易しいジョグまたは休みにします。ウォームアップは準備であり、2本目の高強度セッションにしてはいけません。

ステップ5: 毎週末に疲労と実施率を見直す

コンカレントトレーニングではBorgスケールのような共通の記録軸を使い、毎週末にA目標の練習を予定通り行えたか、日常動作に痛みがないか、筋肉痛でフォームが変わらなかったかを記録します。体調がよくても、走行距離と筋力セッション重量を同じ週にまとめて増やさないようにします。

失敗は、計画表を守ること自体が目的になることです。A目標の質が落ちた週は、補助筋力セッション、易しいラン、主要筋力セッションのセット数という順に削り、重要な走行または主要筋力セッションを最後まで守ります。週間表そのものの作り方は初心者向けの週間トレーニングプランへ分けて考えると整理できます。

コンカレントトレーニングの週間例

コンカレントトレーニングの週間例では、運動後の回復休養日を先に守ります。週3回走る案では筋力セッションを別日に分けやすく、週4回走る案では高負荷日を同日にまとめる方が、脚を易しく使う日を残しやすくなります。

曜日週3回走る案週4回走る案脚への負荷
休養易しいラン低い
ポイント練習ポイント練習+上半身・体幹高い
筋力セッションA休養中〜高
易しいラン易しいラン低い
筋力セッションB筋力セッションA中〜高
休養または散歩休養低い
長い距離のラン長い距離のラン+短い補助筋力セッション高い

回復日には「何もしない日」と「軽く動く日」があり、痛みや疲労に応じて使い分けます。

回復・身体要素週間表での確認方法
アクティブリカバリー軽い散歩やジョグで動作が改善するかを見ます
完全休養日常動作にも疲労が残る日は運動を足しません
クールダウン高負荷後に強度を落とし、追加練習へ変えません
動的ストレッチセッション前に関節を動かし、準備状態を確かめます
遅発性筋肉痛翌日以降の張りが走り方を変えていないか見ます
オーバーユース障害同じ部位の痛みが反復する場合は負荷を止めます
膝関節局所の痛み、腫れ、階段動作を確認します
股関節片脚動作の左右差や可動の変化を確認します
神経筋疲労反応の鈍さやフォーム維持の難しさを記録します
水分補給同日2セッションでは間の飲水を忘れないようにします
電解質発汗が多い条件では水分だけに偏らないようにします
炭水化物高負荷日をまとめた日は次の運動に備えて補給します

アクティブリカバリーで動作が改善しない日は完全休養を選びます。クールダウンは高負荷後、動的ストレッチは運動前に使います。遅発性筋肉痛で走り方が変わる場合や、オーバーユース障害の兆候があれば負荷を止めます。膝関節は腫れ、股関節は片脚動作の左右差を見ます。神経筋疲労の日は負荷を足さず、発汗時は電解質 (楽天 / Amazon / Yahoo!)と炭水化物の補給も見直します。

週3回走るコンカレントトレーニング案は、筋力セッションの動作品質を優先しやすい配置です。ただし、水曜の脚筋力セッションが木曜の走りへ強く残るなら、木曜を休養に替えます。金曜の筋力セッションBは、日曜の長いランを壊さないよう、上半身と体幹を中心にする方法もあります。

週4回走るコンカレントトレーニング案では、火曜と日曜に負荷をまとめています。目的は「きつい日を増やす」ことではなく、水曜と土曜を回復へ使えるようにすることです。週間走行距離を増やす週は、筋力セッション重量やセット数を据え置きます。

脚の反発や走行効率を重視する時期には、ランニングエコノミーを高める走り方も関係します。ただし、瞬発力は併用の影響を受けやすい指標です。プライオメトリクス、ポイント練習、重い脚筋力セッションを別々の高負荷日に散らすと、回復日が消えます。どれかをA目標に寄せてください。

マラソントレーニングの直前期は、テーパリングペーシング練習を優先し、筋力セッション量を維持期のまま固定しないようにします。

このコンカレントトレーニング表は完成形ではありません。夜勤、育児、レース日程、故障歴があれば曜日を動かします。動かしてはいけないのは曜日そのものではなく、「A目標の前に脚を疲れさせない」「高負荷日の後に回復機会を置く」という関係です。

よくある失敗と直し方

コンカレントトレーニングを考える際、筋タンパク質合成はアミノ酸を材料に筋肉のタンパク質を組み立てる過程として整理します。走行セッションを行っただけで筋肉が一方的に分解され続けるわけではありません。両立に失敗する主因を「プロテイン不足」だけに絞ると、負荷配置と睡眠の問題を見落とします。

失敗1: 「走ると筋肉が落ちる」と考えて易しいランまで削る

43研究の統合結果では、併用による筋肥大と最大筋力の有意な低下は確認されませんでした。影響が目立ったのは瞬発力です。筋肉量の維持が目的なら、易しいランを全面的に外すより、同一セッションの高強度と週全体の運動量を調整します。

コンカレントトレーニングを扱った日本語の論文レビューでも、干渉効果は持久系運動の週あたり頻度と1回の時間が多いほど大きい傾向が整理されています。したがって修正対象は、走行セッションの存在そのものではなく、量と高強度の重なりです。

失敗2: 筋肉痛を効いた証拠として毎回追い込む

筋肉痛が強く、階段や歩行で動作が変わる状態なら、予定通りのポイント練習を重ねない方が安全です。広い範囲の軽い張りと、局所的な痛み、腫れ、フォームの変化を分けて記録します。

筋肉痛を毎回の成功条件にすると、筋力セッション量を増やし続けやすくなります。次回も同じ動作を正確に行え、重要な走行セッションの質が保てることを成功条件に替えてください。

失敗3: 同日にまとめた両方を高強度にする

コンカレントトレーニングの同日連続実施は時間効率がよい一方、後半の運動で残存疲労の影響を受けます。2021年のメタ解析では、セッションを少なくとも3時間離した場合、瞬発力への有意な影響は示されませんでした。連続でしか行えないなら、後半を易しくする方が実務的です。

失敗4: 睡眠を削って予定を埋める

睡眠を削って朝ランと夜筋力セッションを固定すると、計画表は埋まっても回復時間が減ります。起床時のだるさ、集中力、日常動作、ウォームアップ時の重さを一緒に見ます。実施率を上げるために睡眠を減らす設計は、長期の両立には向きません。

ただし、筋力セッションと走行セッションを必ず別日に分けることも万能ではありません。走る日が多い人が筋力セッションをすべて別日にすると、脚への負荷が毎日に散り、完全な休養機会を失う場合があります。高負荷日をまとめる案は、この問題を避けるための選択肢です。

続けながら調整するチェック基準

自覚的運動強度漸進性過負荷を組み合わせると、コンカレントトレーニングを予定表ではなく反応に合わせて調整できます。自覚的運動強度は本人が感じるきつさ、漸進性過負荷は適応に合わせて負荷を少しずつ高める原則です。

暑い日は体温調節心拍ドリフトの影響で、同じペースでも通常週と負荷が変わります。発汗が多い環境では脱水発汗率も確認します。脚への衝撃を抑えたい回復週は、エアロバイク (楽天 / Amazon / Yahoo!)やトレッドミル楽天 / Amazon / Yahoo!) (楽天 / Amazon / Yahoo!)へ一部を置き換える選択肢があります。

毎週末に次の項目を確認します。フォームや出力に関係する指標は、数値を増やすためではなく、普段との差を見つけるために使います。

指標・関連要素調整に使う観点
ランニングダイナミクス単独値より同じ条件での変化を見ます
上下動疲労時に跳ねる走りへ変わっていないか確認します
接地時間脚の反応が遅くなった日の補助情報にします
地面反力着地負荷と筋力発揮を同じ概念に混同しないようにします
身体重心疲労による姿勢変化をフォーム全体から見ます
ランニングピッチ無理に固定せず、疲労による急な変化を見ます
ランニングフォーム速度より先に動作が崩れる日は負荷を下げます
腱スティフネス瞬発系の刺激を連日に重ねない判断材料にします
プライオメトリックトレーニング筋力セッションとは別枠にせず脚の高負荷へ含めます
グリコーゲン高負荷をまとめた後のエネルギー不足を考慮します
睡眠不足起床時の疲労と集中力低下が続く週は量を減らします
食欲調節運動量増加で食事が乱れていないかも確認します

ランニングダイナミクスは普段との差、上下動は疲労時の増加を見ます。接地時間で脚の反応を見つつ、地面反力を筋力発揮と混同しません。身体重心で姿勢変化を捉え、ランニングピッチは無理に固定しません。ランニングフォームが崩れる日は負荷を下げ、腱スティフネスに関わる刺激を連日に重ねません。プライオメトリックトレーニングは脚の高負荷へ含め、グリコーゲンは高負荷後に補給します。睡眠不足が続く週は量を減らし、食欲調節の乱れも確認します。

  • A目標のポイント練習または主要筋力セッションを、狙った動作品質で完了できたか
  • 同じペースや重量なのに、きつさが連続して上がっていないか
  • 筋肉痛で歩行、階段、走行セッションフォームが変わっていないか
  • 局所的な痛みや腫れがないか
  • 休養後に起床時の疲労感が戻っているか

すべて良好なら、走行距離、筋力セッション重量、セット数のうち1項目だけを小さく進めます。複数を同時に変えると、どの変更が疲労を増やしたのか分からなくなります。厚生労働省が示す「慣れたら少しずつ負荷を高める」という原則を、曜日表にも適用する考え方です。

A目標の質が落ちた場合は、まず補助種目を外します。次に易しいランの時間を減らし、それでも戻らなければ主要筋力セッションの量を下げます。局所の痛みや日常動作の変化がある場合は、単なる予定調整の範囲を超えるため、運動を止めて医療専門職へ相談してください。

判断を一文にすると、走力がA目標ならポイント練習を先に守り、筋力がA目標なら主要筋力セッションを先に守る。同日なら後半を易しくし、疲労が続けば補助種目から削る、です。これが筋力セッションと走行セッションを両立する週間スケジュールの軸になります。

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